臨床心理士がさまざまな心の問題にお応えします。岐阜市と名古屋市に心理カウンセリングを行う相談室があります

子どもにこころの問題が生じるとき

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こころの問題は成長の機会です

これまでの自分やこれまでのやり方で対応しきれなくなったとき、子どもは不登校、拒食、うつ、神経症症状、リストカット、パニックなどの症状や行動を通して、「困っている」ことを表にあらわします。まわりの大人は目に見える症状や行動を心配しますが、子どもが何に行き詰まって困っているかを見つけてあげることが大切です。

目に見える症状がいかに激しくとも、こころの問題は今の自分や今の生活にゆきづまっていることの表れで、 決して特別なことではありません。大人が子どもの心の声をきき、健やかに成長していけるように支援できるならば、子どものこころの問題は成長の機会となります。

表面化した問題や症状に目を奪われず、何に子どもがゆきづまっているのかを読み取って、子どもの気持ちにより添いながら、子どもの成長と回復を助けてあげましょう。

こころの成長を促すために心理療法を行います

 

心理療法
セラピールームにはおもちゃ、箱庭、描画などを準備して、子どもが安心して気持ちを表現できるようにしています。
たいていの子どもはそこで楽しく遊びますが、「遊ぶ」ことや「絵を描く」ことが大切なのではありません。
子どもは遊びや箱庭や描画を通して、心理療法という場に心の世界を映し出してきます。セラピストは精神分析的な考え方と技法を用いて、そこに映し出された子どもの気持ちや不安を理解します。
環境調整
子どもが健やかに成長していくためには、家庭、学校、友だちが必要です。
私たちは、子どもが健やかに育つ環境(家庭・学校・友達)を構築する支援も行います。学校に行かない、家族との衝突が増えた、友達との交流が途絶えたなど、子どものこころの問題と共に生じる環境上の問題を調整していきましょう。
こころの専門家と家庭と学校、その他必要な外部機関との健やかな連携が、子どもの育つ環境をつくり、子どもの成長を支えていきます。